作曲:沢田完
・内容:スコア・パート譜一式
・演奏時間:約8分
・発売日:2024年3月17日
・グレード:4
★スコア単体販売あり
編成
Piccolo
Flute 1,2
Oboe
Bassoon
B♭ Clarinet 1,2,3
B♭ Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpet 1,2,3
F Horn 1,2
Trombone 1,2,3
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Percussion 1 (Claves Finger/Cymbals/Tam tam/Guiro/Cymbals/Vibraslap/Snare Drum)
Percussion 2 (4 Pitched Tom/Tubularbells/Bongo/Tam tam/Snare Drum)
Percussion 3 (Bass Drum/Tam tam/Sleigh Bells)
Percussion 4 (Frusta/Marimba/Tubularbells/Tam tam/Glockenspiel/Temple Block/Xylophone)
Percussion 5 (Vibraphone/Xylophone/Tubularbells)
作品解説
「現代音楽に於ける無調性、不協和音、複雑な変拍子、特殊奏法、難解な旋律、といった要素がいかにしてエンターテイメントになりえるか?」
学生時代から僕がずっとテーマにして来た事だ。バルトークやベルク、ブーレーズの曲を聴きながら、この面白さをどうすれば一般の人が興味を持てるテーマと結びつけられるのか、そんな事ばかり考えてきた。
勿論同じ事を考えた作曲家はいるだろうけど、知る限り成功例を知らない。敢えて上げればストラヴィンスキーの「春の祭典」なのかもしれないが、「春の祭典」以降続いていないのかと思うとちょっと寂しい。難しい物をわかりやすく楽しくするというのは、困難な事だが価値のある事だと思うから。
10年ほど前たまたま歌舞伎「東海道四谷怪談」を観て、この復讐劇に内在する情念、憎悪、悲哀といった精神世界は、現代音楽的な書法にピッタリではないかと直感した。以来、管弦楽、合唱曲、吹奏楽、室内楽、どれが相応しいのか模索してきた。
この度”吹奏楽の最先端に挑戦している"バンド維新から委嘱していただき、真っ先に「東海道四谷怪談」を曲にしようと思った。ダークなテーマにも関わらず積極的に取り組んでくれた学生さん、先生方には頭が上がらない。吹奏楽の世界に新たな一石を投じられたら、と願っている。
(沢田完)
演奏動画(YouTube)
バンド維新2024 「吹奏楽のための「東海道四谷怪談」」
【演奏】浜松中学生吹奏楽団
作曲:沢田完
・内容:スコア・パート譜一式
・演奏時間:約8分
・発売日:2024年3月17日
・グレード:4
★スコア単体販売あり
編成
Piccolo
Flute 1,2
Oboe
Bassoon
B♭ Clarinet 1,2,3
B♭ Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpet 1,2,3
F Horn 1,2
Trombone 1,2,3
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Percussion 1 (Claves Finger/Cymbals/Tam tam/Guiro/Cymbals/Vibraslap/Snare Drum)
Percussion 2 (4 Pitched Tom/Tubularbells/Bongo/Tam tam/Snare Drum)
Percussion 3 (Bass Drum/Tam tam/Sleigh Bells)
Percussion 4 (Frusta/Marimba/Tubularbells/Tam tam/Glockenspiel/Temple Block/Xylophone)
Percussion 5 (Vibraphone/Xylophone/Tubularbells)
作品解説
「現代音楽に於ける無調性、不協和音、複雑な変拍子、特殊奏法、難解な旋律、といった要素がいかにしてエンターテイメントになりえるか?」
学生時代から僕がずっとテーマにして来た事だ。バルトークやベルク、ブーレーズの曲を聴きながら、この面白さをどうすれば一般の人が興味を持てるテーマと結びつけられるのか、そんな事ばかり考えてきた。
勿論同じ事を考えた作曲家はいるだろうけど、知る限り成功例を知らない。敢えて上げればストラヴィンスキーの「春の祭典」なのかもしれないが、「春の祭典」以降続いていないのかと思うとちょっと寂しい。難しい物をわかりやすく楽しくするというのは、困難な事だが価値のある事だと思うから。
10年ほど前たまたま歌舞伎「東海道四谷怪談」を観て、この復讐劇に内在する情念、憎悪、悲哀といった精神世界は、現代音楽的な書法にピッタリではないかと直感した。以来、管弦楽、合唱曲、吹奏楽、室内楽、どれが相応しいのか模索してきた。
この度”吹奏楽の最先端に挑戦している"バンド維新から委嘱していただき、真っ先に「東海道四谷怪談」を曲にしようと思った。ダークなテーマにも関わらず積極的に取り組んでくれた学生さん、先生方には頭が上がらない。吹奏楽の世界に新たな一石を投じられたら、と願っている。
(沢田完)
演奏動画(YouTube)
バンド維新2024 「吹奏楽のための「東海道四谷怪談」」
【演奏】浜松中学生吹奏楽団