作詩:希奏真・北岡中吉・明石奈々・明日野悠夏
作曲:高石龍
・内容:合唱組曲(混声合唱)・無伴奏
収録曲
I.夕空
II.秋の空
III.夜空
IV.青空
解説
混声合唱曲の多くは、ソプラノ、アルト、テノール、バスの四声、すなわち女声パート2声と男声パート2声で書かれています。
一方で、合唱団の中には、パートバランス(人数構成)が必ずしも理想的ではなく、コンサートのための選曲が容易ではないと感じているところもあるのではないでしょうか。とくに中学高校の合唱部では、男声パートの人数不足に悩んでいるところが少なくないと聞きます。
「心の空」は、神奈川県立川和高校合唱部の委嘱によるものです。当時(2015年)、同合唱部では男声パートの人数が少なく、そうしたなかでやりがいのある合唱曲を、とのお話でした。そこで、「女声パート3声+男声パート1声」という変則編成を選び、少人数でも豊かさが感じられるハーモニー作りを目指しました。
四つの詩は当時の合唱部員によるもので(※)、「空」をテーマに、それぞれ夏の夕・秋の昼・冬の夜・春の朝の風景をイメージし、様々な空の表情や人の心を表しています。瑞々しい詩を大切に心象風景を音で描いてみました。
詩は2015年の初夏から晩秋にかけて順次お預かりし、曲が出来上がったものからコンクールや文化祭などで1曲ずつ初演、2016年春(3月30日)の同合唱部第7回定期演奏会にて全曲通しての初演となりました。詩の内容さながら、季節の一巡りとともにこの世に生まれた曲たちです。
なお、先に上梓しました混声合唱曲「73 億人のうちゅう」はこの翌年度に作られた曲です。「心の空」を通じて川和高校合唱部とご縁ができ、翌年度もまた部員の詩による曲をとのお話を受けました。こちらも「女声3声+男声1声」の編成となっていますので、あわせてお手に取っていただければ幸いです。
合唱団によってパートバランスはさまざまです。これらの曲が個性的なパートバランスの合唱団にとって候補曲のひとつになれば、望外の喜びです。
(高石 龍)
※「夜空」以外は複数名の合作のため、関わった方々の名前から各1~2文字を寄せた「ペンネーム」を作詩者名としています。
試聴
作詩:希奏真・北岡中吉・明石奈々・明日野悠夏
作曲:高石龍
・内容:合唱組曲(混声合唱)・無伴奏
収録曲
I.夕空
II.秋の空
III.夜空
IV.青空
解説
混声合唱曲の多くは、ソプラノ、アルト、テノール、バスの四声、すなわち女声パート2声と男声パート2声で書かれています。
一方で、合唱団の中には、パートバランス(人数構成)が必ずしも理想的ではなく、コンサートのための選曲が容易ではないと感じているところもあるのではないでしょうか。とくに中学高校の合唱部では、男声パートの人数不足に悩んでいるところが少なくないと聞きます。
「心の空」は、神奈川県立川和高校合唱部の委嘱によるものです。当時(2015年)、同合唱部では男声パートの人数が少なく、そうしたなかでやりがいのある合唱曲を、とのお話でした。そこで、「女声パート3声+男声パート1声」という変則編成を選び、少人数でも豊かさが感じられるハーモニー作りを目指しました。
四つの詩は当時の合唱部員によるもので(※)、「空」をテーマに、それぞれ夏の夕・秋の昼・冬の夜・春の朝の風景をイメージし、様々な空の表情や人の心を表しています。瑞々しい詩を大切に心象風景を音で描いてみました。
詩は2015年の初夏から晩秋にかけて順次お預かりし、曲が出来上がったものからコンクールや文化祭などで1曲ずつ初演、2016年春(3月30日)の同合唱部第7回定期演奏会にて全曲通しての初演となりました。詩の内容さながら、季節の一巡りとともにこの世に生まれた曲たちです。
なお、先に上梓しました混声合唱曲「73 億人のうちゅう」はこの翌年度に作られた曲です。「心の空」を通じて川和高校合唱部とご縁ができ、翌年度もまた部員の詩による曲をとのお話を受けました。こちらも「女声3声+男声1声」の編成となっていますので、あわせてお手に取っていただければ幸いです。
合唱団によってパートバランスはさまざまです。これらの曲が個性的なパートバランスの合唱団にとって候補曲のひとつになれば、望外の喜びです。
(高石 龍)
※「夜空」以外は複数名の合作のため、関わった方々の名前から各1~2文字を寄せた「ペンネーム」を作詩者名としています。