作曲:山田耕筰
・内容:スタディスコア
・A5判
・80ページ
・発売日:2016年6月9日
解説
長唄交響曲「鶴亀」は1934 年8 月19日に完成され、同年8 月30 日に吉住小三蔵らの唄、稀音家文治らの三味線などと、作曲者の山田耕筰(1886 ~1965)自身の指揮による日本放送交響楽団(新交響楽団、現NHK交響楽団)によって放送初演された。
本作はまさに長唄を取り入れた“交響曲” として西洋音楽的な圧倒的クライマックスを作り上げる。邦楽でありながら、西洋音楽の衣装をまとった見事なコラボレーションである。武満徹氏の名作「ノヴェンバー・ステップス」の例を挙げるまでもなく、邦楽と西洋音楽のコラボレーションは現在でも頻繁に行われているが、山田耕筰の長唄交響曲「鶴亀」はそうした流れにおける最初期の例であろう。
(校訂:久松義恭)
~本書掲載文より一部抜粋
音源情報
日本作曲家選輯/山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」、明治頌歌
湯浅卓夫&東京都交響楽団
販売元:Naxos
作曲:山田耕筰
・内容:スタディスコア
・A5判
・80ページ
・発売日:2016年6月9日
解説
長唄交響曲「鶴亀」は1934年8月19日に完成され、同年8月30日に吉住小三蔵らの唄、稀音家文治らの三味線などと、作曲者の山田耕筰(1886~1965)自身の指揮による日本放送交響楽団(新交響楽団、現NHK交響楽団)によって放送初演された。
本作はまさに長唄を取り入れた“交響曲”として西洋音楽的な圧倒的クライマックスを作り上げる。邦楽でありながら、西洋音楽の衣装をまとった見事なコラボレーションである。武満徹氏の名作「ノヴェンバー・ステップス」の例を挙げるまでもなく、邦楽と西洋音楽のコラボレーションは現在でも頻繁に行われているが、山田耕筰の長唄交響曲「鶴亀」はそうした流れにおける最初期の例であろう。
(校訂:久松義恭)
~本書掲載文より一部抜粋
音源情報
日本作曲家選輯/山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」、明治頌歌
湯浅卓夫&東京都交響楽団
販売元:Naxos